研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では研究文献の生産効率等を分析する上で必要となる情報基盤の構築方法について継続性やカバレッジの観点から検討を行い、複数の公開情報源を横断的に統合してこれを構築した。これにより豊富な研究者属性を有し広範な研究分野をカバーできる情報基盤を実現した。この方法で構築した基盤を国立大学教員数ベースでカバレッジ評価した結果、約53%の教員情報をカバーすることが判明した。
学術情報基盤
近年、我が国から産出される論文数が減少傾向にあることから令和元年の科学技術白書でもこの状況への危惧が指摘されている。この状況に対する施策立案に資するデータ分析が求められており、その基礎となる情報基盤の構築は重要な課題である。本研究で構築した情報基盤は、文献生産効率の規定要因を探索可能にする点から学術分析において先駆的な意義を持つ。