本研究では複雑な大型施設の避難経路で間違いやすい代表的な経路に対して直感的な迷いの少ない屋内避難誘導ピクトグラムを作成することを目標としている。実際に新国立劇場で行った避難訓練において避難経路を誤った箇所を参考にして経路を間違えにくいようなピクトグラムを作成した。特に、一人称視点の二次元ピクトグラム、一人称視点の三次元ピクトグラムを作成した。さらには将来的にはデジタルサイネージなどを利用したアニメーション効果を有するピクトグラムが利用されることを想定し、俯瞰視点での二次元と三次元のアニメーションを利用したピクトグラムを作成した。これらの視認性の評価は今後の課題とする。
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