購入したDPSSレーザ(593nm, 20mW)の筐体に温調機構(安定度±0.01℃)を取り付け、波長安定度1pm/h以下を実現した。また、43.5pm/℃で発振波長を制御でき、DIAL観測時の波長同調および同調精度の要求を満たすことができた。また、噴気孔付近は高温になることから、吸収断面積の温度依存性を考慮した波長選定について検討した。第2高調波発生機構を製作したが、効率の改善には至らなかった。そこで、高出力DPSSレーザ開発に向けた基本設計及びパルス出力光の数値シミュレーションを行った。これらの成果は、今後の飛翔体搭載SO2-DIAL実現のための貴重な基礎資料となった。
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