研究課題
挑戦的萌芽研究
炭素繊維は、軽量であり、機械強度が高く、電気伝導性にも優れることから、従来の構造強化材料としての用途以外にも、機能材料としての重要性が高まっている。特に、赤外線の放射率は、ほぼ1であり、雪を溶かすには、理想的な発熱材料となり得る。本研究では、従来、アクリル繊維またはピッチを原料として得られる炭素繊維を、天然の繊維を原料として合成する手法について検討を行った。また、複合材料による高性能の融雪用炭素繊維シートの開発を目指し、発光材料および導電材料について検討を行った。
材料工学