実河川の流況把握は,治水、環境、利水の全てにおいて重要な役割を担うが,現状は十分でない.様々な最新手法が提案されているがいずれも課題が残る.本研究ではロボットを用いた流速流量観測法を提案した.ロボットが指定まで自動航行しそこで静止する.静止に必要な推進力は対向流速に比例することから,スクリュー回転数より、流速を評価する.研究前半では実験水路にて、校正作業と2次元航行特性を調べた.後半では実河川での野外テストに行った(WRRに掲載).位置制御には岸辺に設置したUSBカメラを用いた.特により広い範囲での自動計測を実現するために、PTZカメラ開発して20m幅河川での実施可能性を示すことができた.
|