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2018 年度 研究成果報告書

fNIRSを用いて口蓋裂言語を光脳機能学的に解析する

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12927
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関新潟大学

研究代表者

高木 律男  新潟大学, 医歯学系, 教授 (20143795)

研究分担者 山村 健介  新潟大学, 医歯学系, 教授 (90272822)
児玉 泰光  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (90419276)
大湊 麗  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (90648289)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード口蓋裂
研究成果の概要

本研究を通して、情報収集および予備解析から以下のことを確認した。実際に口蓋裂患者での応用を目指し、標準タスクを設定して計測を非口蓋裂(成人)症例で試みたが、当初計画した標準タスクでは鼻咽腔閉鎖機能不全の程度を敏感に記録することは困難であった。そこで、標準タスクを根本的に見直し、再度計測を試みたが結果は同じであった。以上のことから、器質的、構造的、機能的および個体差の影響が強い鼻咽腔閉鎖機能および開鼻声に代表される口蓋裂言語を本方法で評価することは困難であることが示唆された。

自由記述の分野

歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

fNIRSは運動時に賦活化される大脳皮質部位と活性化のタイミングを高い時間分解能で計測でき、自然な姿勢での動作時脳活動計測に優れ、被験者の拘束性が低い事、再現性が高い事、検査に協力が得られにくい症例(小児や乳児、有病者など)でその有効性が高いとされていたが、標準タスクを設定して実際にfNIRSを用いて計測を試みたところ、非口蓋裂の成人における同一被験者でも、脳活動の可視化が困難で、再現性の確保には程遠い結果となった。以上のことから、器質的、構造的、機能的および個体差の影響が強い鼻咽腔閉鎖機能および開鼻声に代表される口蓋裂言語を本方法で評価することは困難であることが示唆された。

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公開日: 2020-03-30  

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