難治性骨折モデルを作成し、テリパラチド単独、テリパラチド+デノスマブの協調効果の検討を行った。結果はテリパラチドのみでは早期骨癒合は見られないが、デノスマブを投与すると強調効果が見られた。さらに今回の実験で分かったことであるが、比較対象群としてゾレドロネートを使用したところ、予想していた以上にゾレドロネートの早期骨癒合効果(架橋形成など)が強く、テリパラチド単独にくらべ約10倍の効果がみられた。さらにゾレドロネートの軟骨仮骨形成促進作用を検討した。その結果、ゾレドロネートは骨代謝を抑制するが、軟骨仮骨の形成においては促進し、骨癒合においては決してマイナスに作用しない点を明らかにした。
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