研究課題/領域番号 |
16K12949
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 武俊 東京大学, 大学院医学系研究科, 特任教授 (20272586)
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研究分担者 |
野口 博史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (50431797)
大江 真琴 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (60389939)
雨宮 歩 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (90778507)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 歩容計測 / 力推定 / 靴 / 装着型センサ / 糖尿病足病変 |
研究実績の概要 |
靴・フットウェアの甲の部分に勘弁に装着可能な小型薄型計量なセンサデバイスを作製し,その歩行時計測データから日常的な生活のもと屋内外で足部特に足底部にかかる負荷を推定するシステムを構築した.これは糖尿病足病変の朱印とされる足部胼胝の形成や再形成の実態をつかみ,過大な負荷が起こる歩容や高負荷が継続する状況を明らかにして,負荷軽減手法や胼胝形成予防法を構成することを目指したものである.健常青年の日常歩行,階段歩行,高負荷模擬歩行,高齢者の日常歩行,特に前足部にかかる圧力・ずれ力と,歩行様態・運動との関係を相関を中心に明らかにしてきた.二年目最終年度はシステムを改良して研究協力者が自由に歩き回って歩行時の負担にならないよう靴・フットウェアの甲の部分に装着可能な薄型小型機器を健常青年,健常高齢者に貸与して,無拘束長時間計測蓄積を行って,日常生活環境下においていつどこでどのような状況で足裏に大きな力不可がかかるか,どのような状態でどの程度継続するかを対照しつつ記録できるようにした.立位時,平地歩行時,階段昇降時について調査し,ふだん履いている靴・フットウェアの種類,インソール素材,身長・体重などの基礎データ,他動関節可動域,足変形などの調査結果と合わせ,足裏前足部力負荷を推定する手法を詳細化し,妥当性・信頼性を改善した.さらに,糖尿病患者の検査計測方向や短距離日常歩行の歳に足への力負荷と脚・足の動きを同時計測し,糖尿病患者の歩容特性を確認した.
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