本研究では「森のようちえん」保育者の資質について、PA(Project Adventure)の視点から言及することを目的とし、山梨県の「森のようちえん」1施設を研究対象とした。保育者に必要と考えられる具体的な資質を抽出するため、保育者が一日の活動をふり返って保護者に向けて語った語りについて、実践場面で得た画像ならびに音声を参考としながらナラティブな分析を行った。 その結果、保育者には「子どもによって、チャレンジしたいことや、チャレンジしたいと思えるタイミングは異なる」、子どもには「安心してチャレンジに向き合えるような準備が必要である」などの点を意識した幼児の活動支援が重要であることがわかった。
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