国内におけるコホート研究において、体力データと健診データを用いて疾病発症の予測モデルを構築することを目的とした。Risk Scoreを算出すために、疾病発症有無を被説明変数、予測因子を説明変数としたCoxの比例ハザード回帰分析を実施し、ハザード比およびRisk Scoreを算出した。全身持久力、年齢、BMI、収縮期血圧、高血圧家族歴、飲酒習慣が高血圧発症に関する予測変数として採用され、高血圧発症予測モデルが作成された(AUC = 0.65)。握力、柔軟性、年齢、BMI、収縮期血圧、喫煙習慣、が2型糖尿病に関連する予測変数として採用され、2型糖尿病予測モデルが作成された(AUC = 0.71)。
|