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2018 年度 研究成果報告書

SOD1凝集体を特異的に認識するモノクローナル抗体を用いたALS病態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13060
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 応用健康科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

藤原 範子  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10368532)

研究分担者 吉原 大作  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00567266)
研究協力者 我妻 美千留  
江口 裕伸  
崎山 晴彦  
鈴木 敬一郎  
古川 良明  
徳田 栄一  
立花 太朗  
加藤 信介  
漆谷 真  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードSOD1 / ALS / タンパク質凝集 / QCM / アミロイド
研究成果の概要

筋萎縮性側索硬化症(ALS)を引き起こすSOD1は条件によって凝集体やアミロイド線維を形成するが、ALS発症機構は未だ不明である。ミスフォールドしたSOD1を特異的に認識するモノクローナル抗体(mAb)は、ALS病態解明に役立つだけでなくALS免疫療法の開発にもつながる。本研究では線維化SOD1への反応性が異なるmAbやALS病変部位を特異的に染色できるmAbを開発した。また高濃度のSOD1は線維化条件でゲル状に固まることを見出した。分子間相互作用定量水晶振動子マイクロバランス(QCM)を用いた解析から、SOD1の線維ゲル化には自己会合前における水分子結合が必要であることが示唆された。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動神経細胞が特異的に障害される難病である。Cu,Zn-スーパーオキシドディスムターゼ(SOD1)の変異が家族性ALSを引き起こすことが明らかになっているが、未だ発症機構の解明がなされておらず、有効な治療法も見つかっていない。孤発性ALSでも野生型SOD1タンパク質の凝集や線維化がALS病態に関与していることが報告されつつある。今回開発したモノクローナル抗体はALS病変部位を特異的に免疫組織染色することができた。また線維化SOD1に反応しやすい抗体も見つかった。これらの抗体はALS診断マーカーや抗体医薬の開発にもつながると期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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