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2018 年度 研究成果報告書

子どもの力で学校・地域のサニテーションを変える:アフリカ都市スラムの挑戦

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13064
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 子ども学(子ども環境学)
研究機関北海道大学

研究代表者

山内 太郎  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (70345049)

研究協力者 船水 尚行  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード子ども / 都市 / サニテーション / アフリカ / スラム / 住民参加型調査
研究成果の概要

ザンビア共和国の首都ルサカ市から2つの未計画居住区(スラム)を選び、それぞれ子どもクラブを設立した。子どもクラブのメンバーは地域の青年団の有志と小学生から構成される。青年団の若者と小学生にサニテーション、安全な飲み水、衛生についてのレクチャーを行い、スラム地区においてフィールド調査を実施した。
子どもたちの調査結果の発表会を開催し、200名を超える人々が参加した。地元の映像作家によって、子どもクラブの一連の活動(ワークショップ、フィールド調査、発表会など)が写真、動画で記録された。現在編集作業中である。終了後はインターネット(ウェブサイト、YouTube等)で広く世界に公開する。

自由記述の分野

国際保健学、人類生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

途上国でトイレ施設が導入されると、はじめは使用されるが、すぐに汚されたり、壊れたりして使用不可能になり放棄されるケースが散見される。これに対して、現地の住民に対して上から目線で衛生教育をしても心には響かない。
そこで、子どもたちに焦点を当て、グループワークで楽しみながらサニテーション、安全な水、衛生について学び(アクティブラーニング)、地域のサニテーション課題を調査する参加型アクションリサーチを実施した。成果発表会には両親、地域住民、政治家など多様な参加者が得られ、子ども→大人→地域社会という意識変化の端緒が示された。今後、一連の過程を記録した映像資料を公開することで人々の行動変容が期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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