発達期の睡眠は神経ネットワーク形成等に重要で有り、疫学調査では、子どもの睡眠障害が成人期のうつ病や統合失調症に繋がる可能性が指摘されている。一方で、うつ病や統合失調症、発達障害はその起源が胎児期に存在することが報告されている。神経発達は、すでに胎児期から始まっているにもかかわらず、胎児期の睡眠形成と子どもの睡眠障害との関連に関する研究はこれまでになかった。本研究では、胎児期の眼球運動活動の変化を捉えることを第一の目的とし、妊娠期間中に有意な変曲点をもって発達していることが明らかとなった。現在、子どもの睡眠障害との関連を解析中である。
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