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2018 年度 実績報告書

18歳選挙権を踏まえた主権者教育及び子どもの社会参画促進につなげる国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K13076
研究機関東洋大学

研究代表者

林 大介  東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (60708379)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード主権者教育 / シティズンシップ教育 / 民主主義教育 / 子どもの社会参加 / 18歳選挙権 / 選挙 / 子どもの権利
研究実績の概要

(1)主権者意識を育む教育のあり方の実践検証と評価
<スウェーデン視察>スウェーデン総選挙(2018年9月)における学校選挙、政治教育及びシティズンシップ教育の現場を視察するために、スウェーデン・ストックホルムの中学校・高校・ユースセンター・若者市民社会庁・現地NPO等を訪問し意見交換を行った。
<研究会の実施>18歳選挙権時代が始まった日本では、高校はもとより、小学校や中学校段階での政治教育・主権者教育・シティズンシップ教育の取り組みに関心が集まっている。しかし海外では、実際の選挙時に小学校で模擬選挙が普通に行われ、子ども時代からシティズンシップや民主主義について学び、権利主体としての子どもが社会参画する機会が多々ある。そこで、ドイツ(2017年連邦議会議員選挙)、アメリカ(2016年大統領選挙)、スウェーデン(2014年総選挙/2018年総選挙)で取り組まれている政治教育・主権者教育・シティズンシップ教育・民主主義教育・子どもの社会参画の現場視察を踏まえ、日本におけるこれからの可能性と課題について考える研究会を、2018年12月に実施した。
(2)子どもの声を政治・行政に反映する機会の効果検証と評価
「「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2018宗像」(2018年10月実施予定だったが、台風接近のため2019年2月に延期実施)を通じて、実際に自治体における子ども会議に参加している子どもおよび自治体職員から、その効果と評価について意見を伺った。また、模擬選挙や研究会などを通じて、中高生世代の声を把握した。
模擬選挙に関する報告書を作成し、ウェブサイトを通じて情報発信を行うとともに、論文や書籍などで政治教育・主権者教育が抱えている課題や展望についてまとめた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 学習指導要領改訂から読み解く「主体的・対話的で深い学び」のあり方―経済の授業を通して学ぶ自分と社会、自己肯定感―2019

    • 著者名/発表者名
      林 大介
    • 雑誌名

      東洋大学福祉社会開発研究センター 2018年度紀要

      巻: 12号 ページ: 43-51

  • [雑誌論文] 学習指導要領改訂が目指すもの-社会科、地理歴史科、公民科のこれからのあり方2019

    • 著者名/発表者名
      林 大介
    • 雑誌名

      教職支援センター紀要『教職研究』(第 4 号)

      巻: 4 ページ: 177-186

  • [雑誌論文] コスタリカの政治教育・平和教育2018

    • 著者名/発表者名
      林 大介
    • 雑誌名

      DEARニュース

      巻: 187 ページ: 2-4

  • [学会発表] 18歳成人時代における地域コミュニティ・学校での 子ども・若者参加と支援の課題2019

    • 著者名/発表者名
      林 大介
    • 学会等名
      地方自治と子ども施策 全国自治体シンポジウム2018宗像
  • [学会発表] 子ども・若者の参加の現状と課題2018

    • 著者名/発表者名
      林 大介
    • 学会等名
      第37回地方自治研究全国集会
    • 招待講演

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公開日: 2019-12-27  

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