目的:早期介入を目的に、幼児の保護者と教員のニーズ解明を行う。方法:メンタルヘルスニーズ調査を全国の三地域で行った。結果:377施設中、協力施設116か所で教員297名、保護者201名から回答を得た。子どもの不調の認識は94.8%(教員)、 84.6%(保護者)が認識していた。教員・保護者共に身体的・行動的変化から不調のサインを捉えていた。「予防対策に必要なもの」は、教員から「両親との関係」、保護者からは「親以外の人との交流」といった人的資源の重要性が語られていた。回答は2015年調査と比較し多くの結果に共通した部分が見られた。施設と家族が協働した予防への取り組みが前提となることが示唆された。
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