今後の研究の推進方策 |
シロイヌナズナにおいて,Trpを前駆体とする二次代謝経路(インドールグルコシノレート,カマレキシン,オーキシンの生合成)に関わる遺伝子,および代謝経路のの変異系統を網羅的に解析,代謝経路中間体(indole glucosinolate類, indole-3-acetic acid indole-3-acetamide, tryptamine, indole-3-pyruvic acid, indole-3-acetaldehyde, indole-3-acetaldoxime, indole-3-acetonitrile)の定量分析を開始する(すでに稼働中のLC-MSによる分析)。特に,indole-3-pyruvic acid及び,indole-3-acetaldehydeを産生する未知経路の存在を念頭に,実験を継続する。シロイヌナズナとP. indicaの大量共培養を開始し,根系発達を誘導するエフェクターの単離・同定する。エフェクター活性は,DR5rev:GFP系統を用いて,側根原基誘導を指標とする。
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