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2019 年度 研究成果報告書

イランの社会貢献活動から見る性別役割規範:女性が担う仕事概念の検討を通じて

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13120
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 地域研究
研究機関北海道大学

研究代表者

山本 明子 (村上明子)  北海道大学, 経済学研究院, 研究員 (50735826)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードイラン / 女性 / 性別役割規範 / 社会貢献活動
研究成果の概要

イラン女性の社会貢献活動を通して、現地社会における女性の役割やエンパワメントの実態を探った。
調査はテヘラン、アルダビール、カーシャーンで行った。コミュニティ、家族・親族をベースにした伝統的な慈善活動だけでなく、NGOによる新たな活動潮流についても検討を進めた。
現地における社会貢献活動は、教育機会の拡充や職業訓練の普及、女性の経済的エンパワメントの向上に寄与していることが確認された。また女性の就業支援について、NGOと政府との官民連携モデルが成果を上げていることが明らかとなった。

自由記述の分野

イラン社会論

研究成果の学術的意義や社会的意義

伝統的な慈善活動や新たな問題意識によるNGO活動など、イラン女性による様々な形態の社会貢献活動を観察した。それらの活動の動機を解明し、労働市場や家族・親族関係、コミュニティ文化、政策体系など、社会を形作る諸々の要素との相互作用を明らかにした。このような議論を通じて、イラン女性の「仕事」や「働き方」について、統計資料ではカヴァーしきれなかった領域を含めた包括的な視点を提示した。
また国際比較可能なアンケート調査を実施することで、女性の活躍を広く議論するための素地を作った。

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公開日: 2021-02-19  

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