1.文献調査および研究会の開催を通じて、精神疾患の定義、分類、精神医学における諸アプローチの関係など、精神医学の理論的基礎に関してどのような原理的・哲学的な問題があり、どのような論点や立場が存在するかが明らかになった。2.東京大学で開催されているPPP研究会や京都大学で開催されているフンダメンタへの参加を通じて、哲学的な問題に関心のある精神医学研究者との人的ネットワークを構築し、日本精神神経学会におけるシンポジウムなどの形で、研究交流の成果を発表することができた。3.ピーター・ザッカー氏の招聘を通じて、英語圏における精神医学の哲学研究者との人的ネットワークの構築に着手することができた。
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