環境に優しい建築や都市の具体化が世界中で求められている。多くのものは、エネルギー消費を最小限にするコンセプトか、もしくは、総体としてエネルギー消費をゼロとすることが多い。本研究は、建築が自然環境から生存に可能な様々な条件を収穫する可能性を求め、具体的には通常の6倍以上の採光性能を有した建築ファサードを考案した。結果は国際学会で発表したほか、規模の異なる建築を具体的に設計した。これまでの建築は平らな面で構成される箱を原型としており、様々な建築スタイルが勃興しても大枠は同様である。本研究は立体的に襞のある形態の合理性を指摘できたことから、より自然界や環境に関与した建築造形が可能になる。
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