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2018 年度 研究成果報告書

言語研究者の容認度評定力の認証システムの試作:容認度評定データベースを基礎にして

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13223
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 言語学
研究機関杏林大学

研究代表者

黒田 航  杏林大学, 医学部, 准教授 (30425764)

研究分担者 阿部 慶賀  岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (70467041)
研究協力者 浅尾 仁彦  
金丸 敏幸  
小林 雄一郎  
田川 拓海  
土屋 智行  
横野 光  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードacceptability judgment / multivariate analysis / computational modeling / large scale data / evidence-based research
研究成果の概要

2016年度に言語学書のサンプリングにより,言語学の容認性判断の実態調査を実施した.結果を言語処理学会23回大会で発表した.2017年度に逸脱文の候補を自動生成するスクリプト Japanese sentence mutators (JSM) を作成した(一般公開済み).2017年に大学生を対象にした予備調査を実施した.200事例を,一人当り20事例を評価した.成果は言語処理学会24回大会で発表した.2018年度に大学生を対象にした小規模調査とweb調査形式の大規模調査を実施した.300文を10個のグループに分け,参加者はそのうちの1-3グループに評定を与えた.言語処理学会25回大会で発表した.

自由記述の分野

認知科学,言語学,自然言語処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

言語学の課題の一つは,普通に使われうる文と使われない文の境界を確定する事である.前者を容認度可能な文と,容認不可能 (か困難) な文と呼ぶ.困った事に,2種類の表現の区別は理論から中立に行なえない.それにより言語学者が自説に都合の良い結果しか見ないという結果が生じる.これは「確証バイアス」の名で知られる.
これを回避するには,理論的立場に影響されない文を十分な数用意し,非専門家がそれらに与える容認度判断を基本反応として収集しておき,理論的利害が関わる事例の容認度評定の際に参照するしかない.日本語容認度評定データ (ARDJ) を,世界で初めてそのような目的をもつ中立データとして構築した.

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公開日: 2020-03-30  

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