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2018 年度 実績報告書

日本語教育における音楽の活用 --- 記憶を助ける替え歌教材ウェブサイトの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K13248
研究機関名古屋外国語大学

研究代表者

村上 かおり  名古屋外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30351167)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード日本語教育 / 教材 / 教育メディア / ウェブ教材 / 音楽 / 替え歌 / 暗記 / 記憶
研究実績の概要

本研究の目的は、日本語教育における音楽の活用、特に学習者の暗記の負担を減らすための替え歌の使用法を検討することとした。外国語教育における音楽の使用は英語教育の分野では広く実践されているが、日本語教育の分野ではそれほど盛んとは言えない。本研究ではウェブサイトの制作によって、日本語教育の実践の場において音楽が今後もっと盛んに使用されるようになるための環境の整備と教材の集約を計画した。これは、日本語教育への多大な貢献になると考えた。
日本語学習のごく初期の段階において、学習者は大量の暗記項目に直面する。例えば数字、時間の表現、日付の表現、助数詞などである。さらに学習が進むと様々な動詞の活用形や自動詞と他動詞のペアなども覚える必要に迫られる。この「覚える」作業の負担を大幅に軽減する方法として、替え歌の使用がある。代表的なものには「て形の歌(te-form song)」があり、国内外の日本語教育の現場で広く使用されている。このような替え歌は教師から学習者へ、または同僚教師同士の伝承によって広がっているようであるが、伝承を受ける機会がない人はそのような替え歌の存在さえも知らないままになる。
インターネットで検索を試みると、日本語教育で使用されている替え歌は世界各国に散在していることがわかるが、一方で、検索を試みない限り、やはり知らない人はそのままになってしまう可能性がある。
日本語学習教材として使用可能な替え歌を集約・整備した教材等は管見の限りでは見当たらない。そこで、そのような替え歌を作成・集約してウェブサイトに掲載し、国内外の日本語教師や学習者が積極的に使用できるように整備することには大きな意義があると考えた。
(しかしながら、研究代表者は研究期間開始の平成28年度の早い時点から幼少時よりの慢性疾患が増悪し、及び新たな疾患によって、計画したような研究の遂行がまったく困難となった。)

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公開日: 2019-12-27  

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