異世代間にわたる共有資源利用の持続可能性について検証する為、実験を実施した。どの様な人々が共有資源を持続的に利用しようとするのか、どの様な仕組みを導入すれば、より持続性が高まるのか検証した。利他的性向の高い人々は将来により共有資源を残そうとする傾向が強く、一方、利己的な人々は共有資源を自分の期だけで取り尽くす傾向が示唆された。又、農山漁村域では利他的な人々の割合が高い一方、都市域の人々は低く、都市域の人々は持続的に共有資源を利用出来ない傾向が強く示された。しかし、未来思考trial等の新たな仕組みを導入する事で都市域の人々の資源利用がより持続的になる事も示された。
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