本研究では、日本の森林・林業関連産業に従事する女性について可視化するため、森林・林業関連産業に従事する女性の調査を行った。これらの産業に従事する女性は、国産材需要の低迷により、女性の仕事とされた造林作業の減少により、女性作業員の需要が減少したことから、ますます見えなくなった。 山村では人口減少とともに、高等教育や仕事を求めて、女性の流出が続く。山村の女性の移動の研究から、以前は女性の山村への移入は結婚のためであったが、現在では多くの若い女性が森林・林業関連産業に従事するために移動してきている。自然環境の下で働きたい女性たちが、林業大学校に入学するという、キャリアパスがみられるようになった。
|