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2017 年度 実施状況報告書

多変数順位相関係数の提唱と応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K13417
研究機関九州大学

研究代表者

鈴木 譲  九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (40281753)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード順位相関 / 多変数 / 離散変数
研究実績の概要

平成29年度は、すでに開発したソフトウエアの機能追加を行った。平成28年度に開発した多変数順位相関係数分析ソフトウエアは、基本的な機能は備えているが、実際にデータ解析を行って見ると、いくつか追加機能が必要なことが判明した。1つは、欠損値の指定である。調査データが完全であれば問題はないが、実際には未記入、誤記入などのいわゆる欠損値はほとんどの調査で発生し、この処理がソフトウエアに組み込まれていないと非常に使いにくい。2つ目は、データ範囲の指定方法である。連続した範囲の変数だけを指定して分析を行うのは、一回だけの分析ならば問題はないが、変数を取捨選択し、試行錯誤を繰り返して行く上では、データの入れ替えをする必要が生じ、非常に煩雑である。そこで、連続していない範囲でも変数を指定できるようにした。主にこの二点に関して、ソフトウエアに機能を追加し、検証作業を行った。
当初は、Windowsに加えてMacでもこのソフトウエアを使用できるようにする予定であったが、検討した結果WindowsとMacでは、マクロを簡単に移行することができず、また、関数ライブラリーなども互換性がないことから、時間的、経費的な負担が多大となることが分かった。最終年度にこの機能追加を行うことも検討したが、経費の負担から見て、難しいことが分かり、今回のプロジェクトの範囲で行うことは困難であると判断し、Windowsのもとでのソフトウエアのみにとどめた。ただ、実際にデータ解析を行うのは、Windowsのパソコンで問題はないので、Macでこのソフトウエアが使えないことによる実質的な問題はない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、多変数順位相関係数分析ソフトウエアを用いて、データの分析を行った。ただ、いくつか追加の機能が必要になることが判明したために、これらの機能追加を外注し、その検証作業を行った

今後の研究の推進方策

機能が追加された多変数順位相関係数分析ソフトウエアを用いて、実際の調査データに対して分析作業を行って行く。

次年度使用額が生じた理由

物品購入を予定していたアップル社の製品が、ウインドウズ製品で代用できたため、その結果として、56,540円の差額が発生した。この金額は、調査のために必要となる消耗品(用紙類、DVDなど)として、翌年度により有効に使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 代表値の平均性と中心性2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木譲
    • 雑誌名

      共生社会学

      巻: 8 ページ: 1-11

  • [学会発表] 平均と分散2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木譲
    • 学会等名
      第75回西日本社会学会
  • [学会発表] データの平均性と中心性2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木譲
    • 学会等名
      第90回日本社会学会

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公開日: 2018-12-17  

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