研究課題/領域番号 |
16K13463
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
桐生 正幸 東洋大学, 社会学部, 教授 (40434964)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 悪質クレーマー |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、小売店や企業の消費者窓口における「悪質なクレーム」の分析から、犯罪心理学的視点による適切な対応などを検討するものである。 これまで、文献調査や聞き取り調査により、大学生に対する予備調査を行い、それら結果を、国際学会や紀要論文などで報告した。 2018年度は、企業の消費者窓口担当者との研究会を6回開催し、具体的な対策に関する成果を書籍にまとめる準備を行った。また、10月19日、東洋大学にて開催した「Korea-Japan Joint Seminar: on the Social Psychology of Consumer Behavior」において、「A study of Japanese consumer complaint behavior:Examining the negative experiences of service employees」と題し、研究発表を行った。 なお、2019年度は、Web調査による全国的な「悪質クレーム行動」に関する調査を行い、研究を完成させる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
大学院研究科長となり大学院業務にて多忙になり、後半は実家の山形に在住する母親の介護、入院に伴い、研究の進行が遅れてしまったため。 ただ、予定している調査の下準備は整っていることから、2019年度中に完了する見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
6月下旬までに質問項目の最終調整を行い、Web調査の準備を行い、9月下旬に調査が完了する。10月に学生に対する調査を行い、先のWeb調査結果を合わせ、論文の作成に着手する。
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次年度使用額が生じた理由 |
大学業務の増加と親の介護が重なり、予定額を使用することが出来なかった。
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