本研究の目的はDNA多型・メチル化が乳児期から青年期までのアタッチメント連続性に与える影響を検討することである。 ストレンジ状況法における乳児のアタッチメント行動を因子分析し,た安全性(secure)と両面価値(ambivalence)の2因子を抽出した。この2因子と青年期IWM,DNA多型との関連性に関して,共分散構造分析による多母集団の同時分析を行った。その結果,乳児期アタッチメント安全性と成人期アタッチメントスタイルの安全性との関連性において5-HTTLPRの多型(ss型とll型)が異なる影響を与えていることが判明した。
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