研究課題/領域番号 |
16K13571
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
石田 喜美 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (00612996)
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研究分担者 |
寺島 哲平 常磐大学, 人間科学部, 講師 (30433569)
名城 邦孝 常磐短期大学, キャリア教養学科, 准教授 (90623421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ゲーム / ゲーミフィケーション / 図書館 / 図書館利用者教育 / 学習ツール / アプリ |
研究実績の概要 |
本年度は、(1) 昨年度の研究成果として開発されたゲーム型の図書館ガイダンスアプリ「Libardry app」を用いた実践、および(2)昨年度までに実施してきた調査研究・実践研究の成果にもとづく、新たな学習ツールの開発と、論文や学会大会等での研究成果発表およびアウトリーチ活動を行った。これらによって、本研究の研究成果を広く社会に周知するとともに、新たなネットワークを開拓し、さらなる研究開発につなげることをねらいとした。 まず、(1)については、ゲーム型の図書館ガイダンスアプリ「Libardry app」(Android版)を5月にリリースし、オンライン上で無料ダウンロードできる学習ツールとして公開・周知を行った。この学習ツールは、スマートフォン等でゲーム感覚で活用することのできる学習ツールであるという点に特徴があり、そのような観点から本ツールの教育・学習的意義を明らかにするためには、広く様々な場所で、不特定多数の人々に本ツールを活用してもらう必要がある。そこで本アプリをより多くの人々に活用してもらいフィードバックを得るため、「東京ゲームショウ2018」(9月)および「エンターテイメント&コンピューティング2018」(9月)にて、デモ展示を行い、本ツールを体験してもらうとともに、本アプリの周知を依頼した。現在も、このような周知活動を継続しており、今後もさらに学習の意義を確認するためのデータを収集していく予定である。 (2)これまでの研究成果の発表に関しては、本研究の初年度の成果について『認知科学』誌に学術論文が掲載された。また「図書館総合展」(10月)のポスターセッションにて出展を行い、出展者賞(日本事務器賞)を受賞した。アウトリーチ活動については、これまでの研究成果を周知するためのブログページを開設し、これまでに開発してきたツールを無料でダウンロードできるようにした。
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