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2018 年度 研究成果報告書

知的障害特別支援学校における不登校の実態と支援方法の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13594
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 特別支援教育
研究機関筑波大学

研究代表者

園山 繁樹  筑波大学, 人間系, 教授 (90226720)

研究分担者 柘植 雅義  筑波大学, 人間系, 教授 (20271497)
洪 イレ  筑波大学, 人間系, 助教 (20754328)
酒井 貴庸  甲南女子大学, 人間科学部, 講師 (50744108)
倉光 晃子  福岡教育大学, 教育学部, 講師 (60593580)
趙 成河  筑波大学, 人間系, 特任助教 (20825070)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード不登校 / 知的障害 / 特別支援学校 / 支援体制
研究成果の概要

知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒の不登校の実態や支援方法についての知見はほとんど得られていない。本研究では、知的障害特別支援学校における不登校児童生徒の実態を明らかにすること、及び支援の在り方を明らかにすることを目的に、質問紙調査と訪問調査等を行った。その結果、不登校児童生徒の割合は、小学部1.2%、中学部2.0%、高等部3.8%であったが、一人でも不登校児が在籍する学校の割合は小学部で約3割、中学部で約4割、高等部で約9割であった。不登校児童生徒への支援方法は外部専門機関との連携協力が約8割と多かったが、分掌する委員会を各部に設置している学校は半数に満たなかった。

自由記述の分野

特別支援教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は知的障害特別支援学校における不登校児童生徒の在籍率について、初めての知見を提供した。特に高等部では約9割の学校に不登校生徒が在籍していることから、より決め細かな対応が必要である。外部専門機関との連携が多くなされているものの、校内の支援体制については学校によって差が大きいようであった。不登校の理由や実態について十分把握できたとは言えず、知的障害等の障害特性や行動障害との関係性も示唆され、多様な状態像について今後より詳細に検討する必要がある。

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公開日: 2020-03-30  

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