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2018 年度 研究成果報告書

酸窒化物系発光ナノドッドの開発とエネルギー変換材料への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 16K13642
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 ナノ材料工学
研究機関広島大学

研究代表者

荻 崇  広島大学, 工学研究科, 准教授 (30508809)

研究協力者 奥山 喜久夫  
Iskandar Ferry  
Stark Wendelin J.  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードナノドッド / 水熱合成法 / 発光材料 / 赤外吸収 / 紫外線吸収 / エネルギー変換材料 / 光熱治療 / レアメタル代替材料
研究成果の概要

本研究は、希土類元素を用いない酸窒化物発光材料(特にカーボン系のナノドット)の作製とエネルギー変換材料への応用展開を目的としており、研究期間(3年)内に、1)水熱合成法による窒素ドープカーボンドット粒子の合成と速度論的評価、2)水溶性ポリマー内でのカーボンドット直接合成と紫外線吸収特性の評価、3)ビスマステルル板状粒子による窒素ドープカーボンドットの表面プラズモン増強、4)ピロール窒素を多く含むカーボンドットの合成と光熱治療へ向けた近赤外吸収特性の評価などに取り組んだ。本研究期間中にSCI論文5報、国内外の発表5件の研究成果を挙げた。

自由記述の分野

化学工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、酸窒化物(BCNOおよびそれに派生したカーボン系ナノドット)の発光特性に着目し、その生成過程、特性の制御、表面プラズモン増強、紫外線吸収フィルム、近赤外線吸収材への応用展開について評価した。このような元素で発光する材料の発光機構や反応速度を解析した研究はこれまでになく、学術的にも意義深い。また、この材料は、安全で希土類元素を用いず、更に安価な原料で大量合成が可能であることから産業的観点からも魅力的である。さらに、溶媒中に高度に分散安定していることから、汎用のポリマーと複合化できることも明らかとなり、エネルギー変換材料としての幅広い応用が期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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