研究課題
挑戦的萌芽研究
SmSのSmの一部をYで置換することで、(4f)6と(4f)5(5d)1の電子配置の違いを制御し、3.4%もの大きな体積変化を伴う巨大な負熱膨張を実現した。この体積変化量は、等方的な負熱膨張材料としてはこれまで最大のものである。この負熱膨張は等方的であり、歪や欠陥が入りにくく、機能が安定する点で、大きな工学的メリットを有する。本研究は、材料体積の人為的制御に関する新しい方法論を提示するものである。
固体物理学