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2018 年度 実績報告書

電子波照射によるバレー分極

研究課題

研究課題/領域番号 16K13690
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

吉川 純  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 先端材料解析研究拠点, 主任研究員 (20435754)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード電子顕微鏡 / 電子エネルギー損失分光 / 角運動量
研究実績の概要

本研究は、電磁波と電子波の、物質との角運動量の相互作用における等価性、について実験的に明らかにすることを目的としている。透過電子顕微鏡法と電子エネルギー損失分光法(EELS)を基軸として、必要な理論や解析手法の確立を目指している。H30年度は、計測プローブである電子ビームに角運動量を持たせることで対象材料との角運動量相互作用の検出を可能にする目的で、軌道角運動量を持つ電子ビームを発生するための、スリット作製と透過電子顕微鏡へのスリット取り付けを行った。その後、スリットを通過した電子波が作る干渉パターンを取得し、先行研究と同様に、ドーナツ状の強度分布を持つスポットが一列に並ぶパターンを実計測で得られることを確認した。これは軌道角運動量を持つ電子ビームができていることを示唆し、ようやく計測プローブ側を準備することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Identifying lithium K edge anisotropy in LiCoO22018

    • 著者名/発表者名
      Jun Kikkawa, Teruyasu Mizoguchi, Masao Arai, Takuro Nagai, Koji Kimoto.
    • 雑誌名

      Physical Review B

      巻: 98 ページ: 075103 1-6

    • DOI

      10.1103/physrevb.98.075103

    • 査読あり
  • [学会発表] Anisotropy of lithium K edge in LiCoO2 studied by EELS2018

    • 著者名/発表者名
      Jun Kikkawa, Teruyasu Mizoguchi, Takuro Nagai, Koji Kimoto
    • 学会等名
      19th International Microscopy Congress

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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