今後の研究の推進方策 |
常温からプラズマ温度領域に渡る水の輸送係数および熱力学特性といったマクロスケールの特性を原子・分子スケールから算出するためのモジュールを3次元プラズマ流動モジュールとの融合を目指す。またプラズマ流動モジュールにおいて物質輸送の化学的非平衡性を表現できるように改良を施す。加えて、PCBや排水を模擬するものとしてジクロロトルエンおよびフェノール水溶液を廃棄物として想定し、水プラズマ-空気-廃棄物混合系の活性種(OH, O, O+, H, H+, N, N+, C, C+, CH, Cl等)の生成・再結合反応速度を考慮した数理モデルの構築を行う。さらに油脂状廃棄物を模擬したエチレン系ポリマーの温度依存性を考慮した物性値を組み込む。
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