非連結な平坦カンドルに関する結果と,カンドル内の極大対称可換な部分集合に関する結果が得られた。前者では,任意のグラフから非連結な平坦カンドルを構成し,構成された平坦カンドルが等質であることための必要十分条件はグラフが頂点推移的であることを示した。この結果は,一般的にグラフとカンドルが関連することを示唆する。また後者では,カンドル内の極大対称可換な部分集合という概念を定義し,有向実グラスマン多様体あるいはコンパクト古典型リー群について,その中の極大対称可換部分集合を多くの場合に決定することができた。
|