研究成果の概要 |
パンルベ方程式を統一的に研究するため、パンルベ方程式P_Jと同値な群対称反自己双対ヤンミルズ方程式である行列型パンルベ方程式(Matrix Painleve System)M(*)の解の変換群の構造の解明、古典解の意味付け等を第1目標として研究した。予定した初期の方法がうまくいかないため、別な考え方で次の結果を得た。(1)パンルベ方程式はそれ自体オイラー・ラグランジュ方程式である。また、そのラグランジアンを得た。(2)未解明であったP_6とM(1,1,1,1)との厳密な変換公式を得た。(1)はパンルベ方程式を物理的枠組みで研究する新しい研究の道を開く。(2)は第1目標を解決することに役立つ。
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