揺動散逸定理のずり流動下での破れの検出を最終目標として、マイクロレオロジー測定システムの構築を行った。1064nmのレーザー光でビーズのトラップと振動を行い、830nmのレーザー光でビーズの位置測定を行う。これらの刺激と応答の関係より感受率を求め、動的弾性率、粘度の測定に成功した。これらの測定をラポナイト懸濁液に用いることにより、エイジング過程の粘度の増大を観測することができた。今後はこの測定システムにずり流動装置を組み込むことにより、本来の目標であるずり流動下での揺動散逸定理の破れの観測に挑戦する。
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