本研究課題では、(1)ウイスパリング・ ギャレリー・モードレーザーの原理を利用したレーザー粒子開発、(2)レーザー粒子に応用可能な新規蛍光物質開発および(3)新規顕微鏡法に関する研究を行った。その結果、ターゲットたんぱく質が存在する際、励起強度増大に伴い、蛍光強度の差が増大することが分かった(本実験系において29倍増大)。また、自己集合体の形成により活性酸素の生成および検知が可能な新規蛍光物質を開発した。得られた結果から、今後、非発光性のターゲット物質の励起状態ダイナミクスを観察できるシステムを構築する上、重要な知見を得た。
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