研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、かさ高いLewis酸を用いて6員環ヘテロ芳香環を求電子的に活性化しつつ、2位を立体的に保護することで、6員環ヘテロ芳香族化合物の4位選択的なトリフルオロメチル化反応を初めて達成した。また、銅触媒を用いることで、N-(8-キノリニル)ピバルアミドの5位選択的なトリフルオロメチル化反応の開発にも成功した。さらに、以前報告した6員環ヘテロ芳香族化合物の2位選択的なトリフルオロメチル化反応の改良に成功し、短工程かつ簡便にキノリン誘導体の2位にトリフルオロメチル基を導入できるようになった。
有機合成化学、有機金属化学、有機材料化学