特定の一細胞内酵素活性を絶対定量する技術開発を目的として,培養細胞内で遺伝子発現する発光タンパク質(ルシフェラーゼ)に焦点をあて,刺激を加えた時のルシフェラーゼの絶対定量法の確立を目指した.先ず,細胞内ミトコンドリアに局在するBakタンパク質に蛍光タンパク質(mEos3)を連結し,細胞外刺激に伴うBakクラスター形成を確認した.このクラスターに含まれるBak分子数を,mEos3の超解像蛍光イメージング技術を改良することにより計測可能にした.本計測は固定細胞のみならず,生細胞でも可能であることを立証した.mEos3の分子数から,ルシフェラーゼ1分子の活性を評価することが可能となる.
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