研究成果の概要 |
増感型太陽電池の材料として使われており、かつ熱励起電荷生成が理論的に予測された有機ぺロブスカイト材料を用いて、光および熱双方による発電を確認し、増感型熱利用発電が原理的に可能であることを示し、その論文はforum articleに選出された(ACS Appl. Energy Mater., 2019, 2, 13-18)。 また本電池の終了を調べる過程において、驚くべきことに本電池が放電終了後「スイッチをオフして熱源に放置すると発電性能が復活する」ことを確認した。この、熱源に放置しておいて性能が復活するという現象は、本科研費申請段階では全く予想だにしない、大発見であった。
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