経皮吸収薬の薬剤浸透量を能動的に制御するには、皮膚内部の三次元構造と薬剤物性および皮膚表面のひずみと薬液浸透量の関係を結びつける定量的解析が必要不可欠である。本研究では、経皮吸収薬の浸透を表皮における塗込動作による能動的制御を目的とし、二光子顕微鏡を用いた革新的な非侵襲皮膚三次元構造の計測と、共焦点顕微鏡を駆使した独創的な薬剤皮膚表面のひずみおよび浸透量計測を行い経皮吸収量の能動的制御法の開発を行った。塗込動作を付加した皮膚表面のひずみと皮膚内部への薬剤浸透量を計測し、定量評価することで、塗込動作による浸透促進効果について明らかにした。
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