超流動場の可視化のために,低温デュアーを取り囲む複数台のカメラ配置を実装できる体系を構築した.粒子位置とその大きさを算出する計算アルゴリズムを構築した.高速度カメラで撮影をした画像を時系列で解析をして,4時刻以上の粒子位置を追跡することで,ラグランジュ速度,加速度の算出をおこなった.量子渦と微粒子の相互作用から粒子軌道が特異な形状を示すことが観測された.つまり,ラグランジュ速度と加速度を算出することで,量子渦タングルの渦間距離を見積もる指標を提示できることが分かった.熱対向流下において,加熱するパワーを調整して流動状況を変化させ,その速度分布,加速度分布形状の変化を体系的に調査した.
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