高圧力環境下のメタン/空気混合気に対して高周波バリア放電による非平衡プラズマの生成挙動と点火挙動に着目し,容器内の雰囲気圧力の影響および放電周波数の影響を最小点火エネルギーの測定およびプラズマ分光計測を実施することで詳細に調べた.1180kHz以下で実験を実施したが,周波数に対して最小点火エネルギーの極小値があることがわかった.放電周波数の増加は反応性の増大に寄与するが,熱的な散逸効果がある可能性が示された.500kPaの環境下では非平衡から熱平衡プラズマへの遷移が分光計測により示された.放電周波数の増大による点火特性の改善は,プラズマ反応および燃焼反応を考慮した数値解析においても確認された.
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