研究課題
挑戦的萌芽研究
ナノ液体セルを用いて純水中での気泡の発生と成長について調べた。独自に開発したフレネルフリンジ法によって、二次元のTEM像から気液界面の高さ情報を推定した。厚さ600nmの水中での気泡発生は不均質核生成が支配的であることがわかった。より狭い空間での気液界面を調べるために親水化したカーボンナノチューブを用いたところ、マクロスケールでは見られない特異な水構造が観察された。ナノ空間での強い分子間相互作用によるものと思われる。
マイクロナノ熱工学