研究課題
挑戦的萌芽研究
体内の成分を非侵襲で測定するための光音響センサを開発した。光音響センサは、シリコンの振動子からなり、シリコンとガラスの陽極接合により真空中に封止して高いQ値を持つことを特徴としている。また、センサにはレーザー光を通す、ガラスの窓を形成してある。パルスレーザー光をガラス窓を通して対象に照射し、吸収が起きた際に発生する音響波を、ガラスとシリコンの支持部を通して、センサの振動として検出する。開発したセンサは、ゼラチンに含有させたわずかなグルコースの濃度を測定することが可能であることを示した。
高感度センサ
本研究が成功すれば、非侵襲で体内物質を検出でき、ヘルスケアなどの応用が期待できる。