本研究では、筋繊維の機能を模した微小超音波モータを用いて貼付型マッスルシートの基礎技術を開発した。マッスルシートとは、腕や腰、膝などアシストを必要とする関節に貼付することで関節アシストを行うものである。本研究では、このマッスルシートのコア技術となるアクチュエータとして超小型の超音波モータを開発した。これは3.5mm四方の立方体にΦ2mmの貫通穴を設けたものである。設計値通りの並進運動を実現することができた。また、モータの駆動と停止のタイミングをとるために筋電情報を利用した。筋肉の等張運動と定尺動作を判別することで、モータの駆動停止を行う事ができた。マッスルシートの基礎技術を確立した。
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