光機能制御マイクロ・ナノロボット創成を目的として,異なる波長の光の照射により,搬送,ロボット表面のゼータ電位制御による細胞付着,表面プラズモン効果によるロボットの温度制御,蛍光を用いた局所環境計測,が可能なロボットの試作と評価を行った.1064 nmの近赤外レーザによる搬送,366 nmの紫外光によるゼータ電位制御,808 nmの近赤外光による温度制御,可視光領域の波長に用いた蛍光環境計測,が可能なマイクロ・ナノロボットの作製と機能制御に成功した.今後は作製したマイクロ・ナノロボットを用いて細胞内導入の成功率や細胞生存率の評価,および細胞内局所刺激や細胞内計測に向けた研究を行っていく.
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