本課題は、電気自動車の問題点である航続距離の短さ、充電時間などを解決するため、電気自動車への新たな給電法として、低結合トランスによる電磁誘導を利用した走行中電気自動車へのパルス給電法を提案し、実験を通して検証を行った。空心トランスやケイ素鋼板コアを用いたトランスで給電システムを試作し、実験を行った結果、提案した給電法はエネルギー伝送が可能であることが実証でき、転送効率のトランス結合係数や回路素子の依存性を測定し、各結合係数に対して最大になる回路素子の組み合わせがあることがわかった。また、コイルの位置ずれに対する転送効率の評価やケイ素鋼板トランスの磁気応答性や動作パラメータの評価も行った。
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