本研究では、超伝導モータ用のGM冷凍機付大容量固体冷媒作製装置を開発した。同装置を利用して、減圧法による固体窒素の形成過程を観察することに成功した。また、5 kW級高温超伝導誘導同期モータを上記固体冷媒中に含侵して、200 rpm~1800 rpmの回転数領域における回転試験に成功した。本結果により、短時間過負荷運転時の発熱を固体冷媒の高い熱容量によって吸収できる可能性が示された。 さらに、固体窒素+微量ネオン冷媒をGM冷凍機で60 K程度で冷却し、上記モータのスタンドアローン回転試験に成功した。本成果によって、高温超伝導回転機の新しい冷却法が実現された。
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