研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は,異常気象に伴う大洪水や巨大津波への技術対策の一つとして「スーパー弾性係留システムを有する浮沈式水害シェルター」を提案・開発した.その特徴は,数十人~数百人規模の人々(子供からお年寄りまで)が,迅速かつ安全に避難できる点にある.本申請では,低浸水時は浮上する一方で,高浸水時には没水する新しいタイプの浮体構造物を提案するとともに,浸水流による流体力や衝撃力を大幅に低減することが可能な要素技術を確立した.また,それらの要素技術を統合し,実用化を見据えた基本設計を行った.
流体工学