本研究では,金属(アルミニウム)の単結晶マイクロピラー圧縮試験によって測定される強度の試験片寸法及び形状の依存性を系統的に調査した.アルミニウム単結晶マイクロピラーは,直径1~10μmの範囲において強度の試験片寸法依存性を示すことを見出した.円柱状の単結晶マイクロピラーを用いた強度評価には,試験片上部直径と下部直径の比が0.5以上の試験片形状に作製する必要がある. また,金属/セラミックス複合材料からマイクロピラーを作製した. 金属/セラミックス二相のマイクロピラーは同じ応力下において大変形を示した.この応力が,異相界面の強度もしくは界面近傍の局所的な変形抵抗に対応すると推察される.
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